マンション投資、始めるならワンルーム?ファミリータイプ?
不動産お役立ち情報収益物件の購入にあたり頻繁に議論されるのが「ワンルーム、ファミリータイプはどちらがいいのか?」という問題です。
どちらにも一長一短があり、簡単に答えを出すことができる問題ではないように思われます。
今回はいろいろな収益物件として優れているのはワンルーム、
ファミリータイプのどちらなのか検証していきますので、収益物件購入に参考にされるといいでしょう。
不動産投資にはワンルームマンションがおすすめです
物件を購入する理由は様々であり、目的に応じてワンルーム、ファミリータイプのどちらが適しているのかは変わってきます。
しかし、あくまで収益を目的として物件を購入するのであれば、ワンルームマンションがおすすめです。
その最もたる理由はワンルームマンションの高いニーズです。
ワンルームマンションの主なターゲットとなる単身者における賃貸需要は常に耐えることがありません。
ニーズを意識し空室を作らないようにすることはマンション経営における最重要タスクといっていいでしょう。
その点、ニーズが常にあり、利回りも高いワンルームマンションは、
ファミリータイプのマンションよりすぐれた収益物件と考えることができます。
いずれは自分で使用できる?ファミリータイプの3つの問題点は?
ワンルームのマンションを収益物件としておすすめしている一方で、
ファミリータイプのマンションには収益物件としては問題となる3つのポイントがあります。
いずれは自分で使用する前提でファミリータイプマンションの購入に踏み切る方もいますが、
事前にこれらの問題点についてよく検討しなければなりません。
〇利回りが低い
高い価格で購入しても、賃料をそれに応じて高く設定することはできません。
そのため、ファミリータイプマンションの利回りは、ワンルームの利回りとは対照的に、低く水準にとどまってしまうのが一般的です。
大抵の場合は、4~5%程度の手取り利回りに落ち着いてしまうでしょう。
〇リフォーム費用が高額になる
ワンルームマンションに比べると、リフォーム費用が数十倍になることも珍しくありません。
経営者にとっては部屋の広さがネックとなってしまうのです。
〇空室期間の長期化
また、ファミリータイプへの入居は大きな決断となりますので、じっくりと時間をかけるのが通常です。
このことは、空室期間の長期化につながってしまいます。
リフォームを行えば完了するまで内覧は行えませんので、さらに空室期間が長くなってしまう可能性が高いでしょう。
超低金利の影響でマンション購入派が増えている
近年では各銀行の競争が激化し、住宅ローンの金利が著しく低くなってきています。
そのため、従来であれば賃貸でファミリータイプのマンションを契約していた層も、徐々に購入に踏み切っているのです。
つまり、収益物件としてファミリータイプマンションを購入する上で、
見込みのあるターゲットはどんどん少なくなっているということになります。
このように「購入派」が増加していることも、ファミリータイプマンションの購入をおすすめしない理由のひとつです。
まとめ
ファミリータイプマンションの経営は利回りなどの点からリスクが付きまといます。
収益物件を経営するメリットを享受するためにはワンルームタイプの経営が無難ですが、
ここで気を付けたいのが地域ごとのワンルームのニーズです。
西宮市、神戸市、大阪市のデータを見てみると、3都市ともに出生数、年少人口率、婚姻件数が高めです。
家族世帯の単純な数は、全国的に見ても多いと考えるべきでしょう。
3都市の中でも、大阪市は年少人口数が最も低いため、ワンルームのニーズが期待できるかもしれません。
収益物件の購入にはこのような街のデータが非常に役立ちますので、参考にしてください。